結局発明第2号の湿式プリンターのプロジェクトは終了し、
私は新たに共同開発として米国ミード社という紙メーカーが開発したマイクロカプセル型インクシートを使ったカラープリンターの開発グループに参加した。

今はノートしか作ってないかも・・・
ここでの発明は現像フィルムのリール、圧力現像部分、全体構造であった。
出願日は
1987年06月05日⇒特許2517967:巻取スプール
1987年10月20日⇒特許2586058:露光装置
1987年11月14日⇒特許2576156:現像装置
1987年12月12日⇒特許2629755:現像装置
1987年12月12日⇒特許2643203:プリンター
1991年12月13日⇒特許2805666:インクリボン
1987年12月22日⇒特許2576166:現像装置
重要開発テーマであったため、ミードに関する特許7件はすべて特許登録された。
マイクロカプセルインクを使ったプリンターは世界初なので、他に会社と話をするにしても先に出願しておかなければならなかったので、試作と発明特許報告書を馬車馬の如く書き上げていた。
この装置の開発のおかげで井深大ファウンダーに声をかけてもらったり、当時マッキントッシュを売り出していたアップルコンピューター社の副社長にも開発したプリンターシステムのプレゼンもできた。
プレゼンでは圧力現像部分の回転音でガタガタ振動して、なんともやかましい機械であったが、入社4年目のエンジニアとしては貴重な体験であった。
世界初モノの開発は楽しかった!
その開発していたフロアや2畳ぐらいの暗室など今でも脳裏に焼きついている。

